はてさて

はてさて、ご無沙汰でございます。私(わたくし)でございます。
近頃はもうすっかり暑くなって参りまして、もうそろそろ蝉等も鳴き出したりして、
騒がしく、眩しさに目を細める季節もそこまで来ているのではないかと思います。

そういえば、騒がしいと言いますと私のお腹具合というものも大変騒がしく、全く予断を許さない、と言ったふうでございます。
つい先ほどにも、なにやらゴロゴロとグルグルとなりだしましては、ついに私も思わず顔を歪めてしまうほどでして、押っ取り刀で厠に飛び込んだ次第でございます。

ところで、厠で大なるものを済ませてしまおうという場合にはいかようにやり過ごしたら良いものかご存知でしょうか?
いや、失礼。あなたほどの方がご存じないはずがありません。用を済ます最後の最後にするのはなんだったでしょう?
そう、幼い頃には母様や婆様に済ませてもらうそれでございます。
当然、私もそれを済ませてしまおうとしたのです。ところがどうでしょう、それを済ますのに必要な紙が無いではないですか。
どうしたものかと思案に暮れました。遠く離れて住む親兄弟にはるばる数百キロを便所紙を届けに参れというのはあまりに忍びない。
私はひらめきました。"そうだ! 遠くの親戚より近くの他人と言うじゃないか! "
ましてや、あなたと私とでは他人などという間柄でもありません。
間違いなく、あなたこそは私が便所紙に困っているの助くべく天が与えなさった逸材では無いだろうか。そう考えるに至りました。

そういうわけですので、できるだけ早く速やかに便所紙を届けに参ってはくださらないでしょうか?
シングルではなくダブル。出来るだけ柔らかい紙質で、ウォシュレットでも使える物だとなおよろしいです。

ではでは。