God Bless America をみた。

映画のGod Bless Americaをみた。

わりとおもしろかった。
おっさんがキレて人をころしてまわる。女子高生も非日常の塊のおっさんにほだされる。
おっさんは、テレビ嫌いなのにテレビばかり見て、アメリカ人は攻撃的で優しさがないとかいいながら寛容さも無く人を殺して、独善極まるが、なんだかかわいそうなのでダークヒーロー的扱いになってしまうのが気に入らなかった。
だけど、実は脳に腫瘍がなかったり、元妻の再婚相手がすごくいいやつで、会えなくなった娘が救えないほど可愛くなくて、おっさんが不遇であるためのハシゴが次々外されて、おっさんに説得力なくなっていくのはよかった。
ラストの全米にむかって説教するところとかおっさんがかわいそうじゃないから全然つたわってこない。
説教の後に、かわいそうな自分を正当化するためのスケープゴートだった男に反論されて殺したり 、反論された直後に、「君はかわいいよ」って言ったあたり、自分の意見が社会的に正当であるかどうかを諦めたような感じがあってよかった。

おっさんはもっと自由になって、最終的には、おっさんがもっと理由のない殺人者に昇華して、なんとなく気に入らない奴を片っ端から殺す悪魔的な存在になっても良かったと思う。「そうしておっさんという恐るべき殺人者が誕生したんじゃよ……」みたいな、どこかの母親が言うことを聞かない子供をしかるときに、「あんまりいうことを聞かないと、おっさんが来るよ!!」 みたいな妖怪みたいな。
あとは、二人が組んだ時、最後2人はどうやって死ぬんだろう、やっぱり「君はすてきだよ」とかいって仲良く心中でもすんのかな思ったけど、そのとおりだった。いっそ本当にフランスで2人で暮らせばよかったのに。
音楽はナウい感じで耳に優しかった。

探偵はBARにいる をみた

お店でポップとかが張ってあって派手だった。松田龍平がでてたから見ることにした。
なんだかオシャンティー。モノローグとか。
暴力のシーンとかあるけどなんかライト。
小説を映画にしましたよっていう感じ。モノローグとか。
いろんな有名な人が出てた。
途中で専ブラ立ち上げたからあんまり画面見てない。
小説よんだらいいとおもう。
悲壮な音楽流れてたけど別に悲壮じゃない感じだった。
あと自殺じゃなくてガードとかに殺されるのが普通じゃないかなって思った。順番にみんな殺すまで野放しってガードどんだけ。
あとは食べ物がよく出てて物を食べるところが多かった。
おわり。

おとなのけんか をみた

おとなのけんか。まえに途中からみたことがあって、ちゃんと見たいと思っていた。なんどかレンタルしたんだけどいつも見ないで返却してしまっていたのをとうとうみた。
子供の同士の喧嘩で怪我をした子供の家に怪我をさせた子供の親がきて喧嘩する。4人も居るせいでちょっとした発言がだれかの琴線に触れて怒りをかったり共感を得たりして話が進まない話。
こどものけんかがオープニングに流れて、親同士が和解するシーンから始まって、徐々に、ゲロを吐いたりお酒を飲みだしたりして収拾がつかなくなっていく。
4人が入れ替わりたちかわり2 on 2になったり、1 on 1 +2になったりしておもしろい。
最後大人同士が和解するのかなと思ったけどそうではなくて、大人はグズグズの喧嘩をして子供同士はあっさり仲直りしていた。
コーラが吐き気を抑えるとかコーラは下痢に効くとかなんかアスピリンみたいだし、コブラーはまずそうだった。
あとは滝ゲロ。滝ゲロをしてたんだけど、滝ゲロがほんとにゲロしてるように見えて、なんども再生してみなおしたんだけど、ほんとにゲロしてるっぽかった。滝ゲロのビタビタから逃げる人たちもほんとに滝ゲロのビタビタから逃げる人みたいで、俳優ってすごいなって思った。
何度も再生して見てるうちに、この女優さんは人前で滝ゲロをすることを強いられたんだなとおもって、何かに目覚めそうになった。
I am a short temper sanovabitch!!!

クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者 をみた

野原しんのすけ五歳が、勇者として悪い侵略者と戦うお話。
とりあえずっていう感じにぼんやりとみてるだけだと、重湯みたいな感じの毒にも薬にもならない映画。映画見たわあっていう感じだけ残る。

こまごまある野原夫婦の会話とニュースとかなんだかよくわからないパロディで笑える。たぶん子供に付き合ってみてる人がときどき退屈しないようにっていうことなんだろうなっていう感じ。政治的な話題とか夫婦喧嘩、のろけとか。あとは中盤までになんどか唐突に子供向け映画らしいミュージカルテイストの歌が挿入される。もしかすると子供って途中まで楽しく見てしまえば惰性でのこりはみれてしまうだろうっていうことかもしれない。

パロディとか笑うところに関してはいろいろ時事ネタとか夫婦の他愛ない会話とか、しんのすけの台詞とか、あったけれど、なんだかオタク受け狙ってますみたいなところも多かった。
ヒロインが堀江由衣だったり、ほかの声優がすごくよかったり。
序盤の戦闘機の戦闘シーンもそうで、たいていのオタクユーザーはここを見て満足しそう。飛行機がやりそうなことをだいたいやってたし。よくある逆光で姿をけすとか、岩場ぬけとか橋をくぐるとか盛り上がるマニューバはたいていやってた。

パロディでいうと途中にでてくるガンダムとなのはなんだけど、よくみてみると、マジンガーとクリーミーマミ。なんでへんなミスリードしたのかわからない。
ほかの笑った、面白かったところっていうと、しんのすけの台詞とかに多くて、「銃犯罪?!」 とか「卑怯とか幼稚園で習ってないから……」のあとの「二人がかりなんて卑怯だゾ !!!」とかひまわりがもろにしゃべるところとかがある。
マックの台詞もコテコテでおもしろくて、「ま、まさか、この俺様がぁああ --」って死んだりしておもしろい。
夫婦の会話とかのわらったらよさそうなところは、だいたいどれもただの私語みたいな内容だし、なんだかシュールなのもおおくて少しついていけなかった。
特に「これからはエコカーの時代だ 」「しろくまのためにもね」っていうのが一番意味がわからなかった。唐突過ぎて恐怖すら感じた。
ニュースとかでてくる政治的なネタも設定資料集の戦闘機の横にかかれてる美しい金づくりとかみたいな、どう笑っていいやらわからんっていう感じだった。

ストーリーをかんがえるなら「オラは野原しんのすけ 5さい !」っていう台詞にあるようにしんのすけが自信喪失から立ち直るアイデンティティを取り戻す話。
親や学校の先生に対する不信感や仲間たちとの意識のズレなどの社会的な否定を受けてしまったしんのすけがいかに立ち直るかの話。
そのために、全編にわたってしんのすけの孤独な戦いになっていて、ほかの映画のような、野原一家ファイヤー !とか春日部防衛隊ファイヤー !がないから盛り上がれない。しかし、そういう意図だと思ってみれば、ケツだけ星人をやろうとしたのにだしかけたおしりをしまってしまったしんのすけが、アイデンティティを取り戻して、ケツだけ星人ぶりぶり !!!ってやったところで すごく盛り上がる。しんのすけ !!!!ってなる。ケツだけキャンセルはかなりくる。完全にしんのすけの心が折れてる。そのあとなんで立ち直ったかがよくわからなかったけど、「オラは野原しんのすけ5歳」ってよわよわしく何度も言う様子は痛々しかった。なんで立ち直ったかはちょっとよくわからなくて、友達(ギンギン)と恋人(キンキン)がいれば、げんきになるよってことかもしれない。野原一家の戦いのあたりで、両親に許すって言って、「オラはひまわりの兄 (略)ひまわり組、野原しんのすけ5 さい!!!」でアイデンティティ復活とおもったら、がっつりへこむのはその後なのはなんか腑に落ちなかった。

あとは性別の話があって、どうやら、黄色で植物がおんな、黒で動物がおとこ。
しんのすけが黒のウサギ、ひろしが黒のネコ、ギンギンが黒の犬、アセダークが黒の竜、マックが黒のサメ、みさえが黄色い服に花、ひまわりが、黄色い服に双葉。プリリンは靴が黄色いだけで植物がわかんないしもしかして男かなとおもったら映像特典の設定資料で花が書いてあっておんなのこであることが確認できる。マタは黄色が少ないけど黒がなくて胸のりんごでおんなのこなのがわかる。マックの戦闘機がサメなのは米軍機なのかなとおもったけど、実はサメで男なのかとおもって、うまくカモフラージュされたなぁと思った。あとはアセダークは竜のときも人型のときもおなかは黄色で、じつはオカマなのかなとおもう。登場シーンもまわりが植物だったし。

アセダークの話だと、アセダークの声が重複してるとか、序盤のマック、プリリンをたしなめるシーンの「品がないものは」とかっていうところで左右のかおを順番にうつしたり、野原一家の前に現れたシーンの「私に従え !」のあたりで鏡にうつったところとか完全に二人いるように見えて、それで、それぞれが男女で黒と黄色なのかなとおもったんだけど、最後のほう二人に分裂してもあんまりなにもおきなくて、どっちもおとこだったしで、よくわからない。
プリリンも黄色いのは靴だけで、たしかに花もかいてあったけど、使われてる色はほとんど黒だし、色と象徴で性別がわかれてるっていうのは、話の上でマタの性別がわかりますよってくらいしか意味ないし、マタはすぐ自分でおんなだっていうし、たまたまそうなってただけで意味はないんじゃないかなって感じがする。

性別と絡んで、性的な表現どうこうは結構キツくて、金矛がかなりひどい、なんか、猛烈に汚らしい。金矛がひどすぎで、大人の女性(みさえ、プリリン)にどちらも花があてがわれてるのもゲスな理由なんじゃないかと勘ぐってしまう。

登場キャラでいったら、プリリンはキューティーハニー的な服で良いとおもうし、マタは堀江由衣ボクっ娘で貧乳で「しんちゃんはボクが守る !!」でロイヤルストレートフラッシュだった。すごくいいと思う。すごくいいと思う。僕もチューとかされたいしおっぱいさわったりしてみたい。

堀江由衣でてたり、金田朋子だったり、あと間宮くるみとか小桜エツ子とか佐久間レイとかでててすごくいい。小桜エツ子間宮くるみすごい好き。

なんかじっくりみてたらいろいろ見るところがあっておもしろかったけど、自分を取り巻く社会のなかで失った自信をとりもどすって中学生っぽいというか、それは5歳児がやることじゃないだろって印象だった。

ジャージの二人 をみた

ジャージの二人をみた 父子の避暑の話。
おもしろかった。また見るかもしれない。
邦画っぽい。適当なところを切り取った感じとか、なにも教えてくれないところとか、「手でいいかな?」「ミロのおできかのうしょうだって」みたいなどうでも良い台詞があるのとか、チエンソーとか。
やっぱりいろいろ多くて、最後にははじめになにあったか忘れた。

序盤に"なんかこう"の用例が示されてて、途中で"なんかこう"のつかわれかたが説明されて、そのあとにはなちゃんが"なんかこう"っていったりするのおもしろい。

なんかこうの説明が間違ってるのも気になった。 "なんかこう"って言葉にしにくいことを言いたい時に言葉にする間をつくるための "なんかこう" だと思うんだけど、となると、なんかこうの後は当然、具体的なことなのに、「なんかこうって言う割に具体的」って説明の時点で、直後のジャージのことでもそうだけど、この家族とフィーリングが合わない奥さんなんだろうなって思う。「なんかこう、ビール」も例としてまちがってるし。

ジョンレノンと小野ヨーコをみた情報を先にしってるとなんで生活が全然違ったんだろう。
「たまごは日本語じゃないか。」って敬語じゃないのが意外だった。
あと奥さんひく。奥さんにはひいた。かなりひく。
はなちゃんが年齢不詳すぎる。着替えるたびに幼くなってる気がする。
車がなくなった息子はどうやって帰るんだろう。遠山さんに頼むんだろうか。
なんでお父さんはジャージにこだわるんだろう。なんで息子はジャージを疑わないんだろう。

まほろ駅前多田便利軒 をみた

松田龍平が好きなのでレンタルしてきた。
邦画って感じ楽しく見れた。ストーリーが!! っていうのでなくて、お人柄をごらんくださいって感じ。なんとなく冗長で長く感じる。つまらないから長いとかではなくて、いろんなことがありすぎて長く感じる。見終わったらはじめの方に何があったか忘れてる。邦画っぽい。

BGMはあまり多くないし、俳優がことごとくイケメン。
多田啓介のキレ方がすごくてちょっとおどろく。すごいキレてる。マジギレツッコミみたいのある。
瑛太の出てる映画ちょっと見てみたくなった。