検査について

検査について

検査

検査とはプロダクトが事前に設計された要求仕様通りの性能を有するか確認を行う行為である。プロダクトの性能保証は検査によって行われるため検査の通過をもってプロダクトの完成といえる。

検査は試験と判定で構成される。プロダクトに対し試験を行い合否を判断する。

判定基準を用意し判定対象の値を測定し合否を判定する。

試験

試験はあるものがどのような性質、機能を持っているかを客観的数値として記録を残す行為である。記録は試験成績書として残す。

  • コンクリートの供試体の圧縮強度は22.5kNだった
  • この発動機を10分間運転したところ、運転中の最高温度は300度だった

判定

判定はあるものに要求する性能をリストにしたものをもとに試験結果が要求仕様を満たしているかどうかを判断することである

判定基準は設計に基づき必要性能を作成する、または、省庁の発行した仕様書、施行令、業界団体の作成した自主基準を満たすように用意する

独自に用意する場合計算書、その他の場合は誰の発行するどの資料を根拠にしているか明確にする

  • コンクリートの圧縮強度は18kN以上

    試験結果は22.5kNのため要求以上の性能を有するため合格

  • 発動機は10分間運転中の最高温度が500度以下であること

    試験結果は最高到達温度300度のため合格