透明な氷の作り方

昨年末くらいから氷を作っている。

最近なんだか連続してうまくいくようになったのでまとめておきたい。

作り方は簡単で水が不均一に凍るように一部を保温した容器でで氷をつくるだけ。

まずは半年の成果をみてほしい。

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透明で大きな氷がたくさん作れるようになった。


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蕎麦もうどんも冷麺も中華麺も締め放題だし火傷も打ち身も飲み物も好きなだけ冷やせる。

基本的に用意するものは水道水と容器だけなのに透明な氷が使い放題になる。

容器としていちばん話題に上がるのはダイソーの発泡スチロール性のクーラボックスだと思う。かくいう僕もこの半年はダイソーの発泡スチロール容器とタッパーで製氷していた。

ところが先日CAINZを歩いていたらなんと製氷のために作られたんじゃないかという商品を見つけてしまったのだった。

それがこちら


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パーツケースと発泡スチロール保冷容器だ。

パーツケースのほうはSEPARATEBASKET25というクイズ番組のような名前をした商品。

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発泡スチロールのほうはどこを見ても商品名がなく、オンラインストアで名前を確認しようとしたらオンラインストアにはないというまるで素性のわからない商品だった。バーコードもないので、写真を取りながら店員さんがどのようにレジをうったのか不思議に思ったくらい、なにも記載されていない。

この2つを組み合わせるとこうなる。f:id:ymzkey:20230612210950j:image

横から見るとこう

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まるでこのために作られたのではないかというくらいビタッとはまる。高さはパーツケースのほうが低く、そのため、底から1センチほど浮いており空気の層ができている、そういった点もまるで製氷のために作られたのではないかと感じさせる。

ちなみに写真だと発泡スチロール容器がダイソーののものと同じに見えるが実はひと回りおおきい。

左がCAINZで右がダイソー

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値段は398円で100円ほどCAINZのほうが98円ほど高い。 

これに水を張るとこうなる

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そして24時間だったものがこちらf:id:ymzkey:20230612211409j:image

およそ24時間で半分程度固まって中心に水が凍らずに残った状態になっている。

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ここからをパン切り包丁やアイスピックなどで割って形を整えていく。


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氷を割るのはパン切り包丁をおすすめしたい。直線に割っていくだけならアイスピックよりも圧倒的に早く、手が冷たくならずにロックアイスを作ることが出来る。

割ったらこうなる。


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氷が使い放題になると生活が豊かになるので大変おすすめ。


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氷の保存はダイソーのシリコンバッグをおすすめしたい。氷がいかにも清潔感あふれる様子で保存できてとても良い。

検査について

検査について

検査

検査とはプロダクトが事前に設計された要求仕様通りの性能を有するか確認を行う行為である。プロダクトの性能保証は検査によって行われるため検査の通過をもってプロダクトの完成といえる。

検査は試験と判定で構成される。プロダクトに対し試験を行い合否を判断する。

判定基準を用意し判定対象の値を測定し合否を判定する。

試験

試験はあるものがどのような性質、機能を持っているかを客観的数値として記録を残す行為である。記録は試験成績書として残す。

  • コンクリートの供試体の圧縮強度は22.5kNだった
  • この発動機を10分間運転したところ、運転中の最高温度は300度だった

判定

判定はあるものに要求する性能をリストにしたものをもとに試験結果が要求仕様を満たしているかどうかを判断することである

判定基準は設計に基づき必要性能を作成する、または、省庁の発行した仕様書、施行令、業界団体の作成した自主基準を満たすように用意する

独自に用意する場合計算書、その他の場合は誰の発行するどの資料を根拠にしているか明確にする

  • コンクリートの圧縮強度は18kN以上

    試験結果は22.5kNのため要求以上の性能を有するため合格

  • 発動機は10分間運転中の最高温度が500度以下であること

    試験結果は最高到達温度300度のため合格

映画クレヨンしんちゃんもののけニンジャ珍風伝 みた

しんのすけと同じ日に同じ病院で生まれた屁祖隠珍蔵(へそがくれちんぞう)。その子の母のちよめが珍蔵を連れて里を抜け、頼ったのは、出産の折にみかけた幸せそうな野原一家だった。ちよめが野原一家を訪ねた晩に、里から逃げ出した二人を連れ戻しに来た忍者たちは珍蔵と取り違えてしんのすけを誘拐してしまう。

ひろしとみさえはしんのすけを取り返すために珍蔵に導かれて、忍の里を目指すという話

すごく纏まっていてわかりやすい映画だった。

甥と見に行ったが、館内はなんども子どもたちの笑い声に溢れ後半には固唾を呑んでしんのすけたちの冒険を応援していた。

エンディングシーンも含め「ああこれからは全部うまく行くんだろうな」というような雰囲気がありハッピーエンドでとても良かった。

子供を連れて映画館に行く価値のある、何度も見返すことに耐える映画だなと思う。

ただ強いて言うなら、たしかにとても面白かったが、ひどくマイルドで刺激に足らず、見たあとに特に何も感じない、クレヨンしんちゃん手法に溢れた映画だった。(子供向けの映画に何を言いっているというかんじだが)

子供が何回も見るにはいい映画だ思う。

そういえば余談だけれど。しんのすけはあの特徴的ないやらしい笑い方をしなかった。いちどもセクハラをしなかったし、なんと子供らしく涙を流していた。新しい野原しんのすけ像を感じた。

 

以下ネタバレふくむ

 

一個だけどうにもこうにも期待を裏切られたことがあった。

作中では、屁祖隠一族が使う、「もののけの術」がある。これは自らの心の中の獣を呼び出し、使役するという、有名忍者漫画で言うところの口寄せの術のような忍術である。

紆余曲折あって、かすかべ防衛隊がこれを会得する。

そして、しんのすけがモノノケの術を使い、もうもうとあがる煙のなかから現れたのは……

往年のクレヨンしんちゃんファンならぶりぶりざえもんがくると思うにちがいない。

僕なんかは「あぁ、救いのヒーローぶりぶりざえもんがきた。いつだってしんのすけが強く願えば救いに来るんだ」と術が発動した時すでに泣きそうになっていた。

だかしかし、しんのすけもののけ術によって現れたのは、

まさかのシロ。

なぜ?!ェッ!エエァ?シロ?ナンデシロ?!シロではないだろう!シロでは!本物のシロがすぐ後ろにいるのに?!なぜシロなんだ!おい本物のシロ!お前はこれでいいのか!?そこで傍観しているだけでいいのか?とちょっとパニックになる。

そしてネネちゃんが「しんちゃんの心の中にはいつもシロがいるのね!」と声高にさけぶ。グッサリと心にささり、ポッキリと心が折られた。

そうか、しんのすけの心の中にはもうぶりぶりざえもんはいないのか。ぶりぶりざえもん復活したとおもっていたのに。もうぶりぶりざえもんはいないんだ、となんだか時間の流れを感じてしまい落ち込んでしまった。

きっとぶりぶりざえもん出てきていたら泣いてた。

これにはほんとうにびっくりした。

 

まあでもほんとうに全体的にすごく良かった。新しい映画という感じ。カンフーくらい好きだ。コンプラがっちりで意味深なところがなく無意味に影を落とさない良い映画。こういう明るい映画ばっかりみて育ったら映画好きになりそうだなっていう、そういう映画。

あと来年のしんちゃんは3Dになるっぽい。また見に行っちゃうとおもう。

シンエヴァンゲリオンをみた

エウレカセブンシドニアの騎士を良く混ぜて自分語りと思い出補正かけたみたいな作品だった。

そんなに面白くなかった。
戦闘シーンは最初の戦闘以外ぜんぶつまんない。なんかこうもっとあったろうという感じある。前は壁走りとかパルクールとかかっこよかったのに。

だいたいくるくる回って弾を撃ってる。

戦艦もボディアタックばっかりしてる。

「誘導弾全弾発射!」でおおっ!ミサイルの軌道が!と思ったら撃った瞬間ぜんぶあたる。ミサイルが飛びまくって機銃で落としまくってみたいなシーンが見たかった。戦艦が終始体当たりしてる。

他には特にエヴァンゲリオンの親子喧嘩は本当にひどいと思う。笑うシーンなのかな?と思った。

内容的にはミサトの吶喊から盛り上がる。そこからは夢中になって見てしまう。

とはいえ、なんというか、エヴァファンから解き放たれるため、エヴァファンを解放するための儀式であって面白いとか面白くないとかではないなと言う感じだった。

終劇の文字を見て、あぁやっと終わったんだなという感じがした。とても心が軽くなりスッキリした。

未完の物語を忘れずにいるのはこんなにストレスになっていたのかと思い知った。

劇場をでで、トイレにいったらおしっこが1リットルくらい出てスッキリした。

 精神と肉体が同時に補完されました。

アニメファンとしては出来の悪いエウレカセブン、出来の悪いシドニアの騎士と思ったけど、エヴァンゲリオンファンとしては見に行ってよかったなと思った。

なんかこう感動が無いのはテーマがないからだろうな。エヴァンゲリオンにはテーマがない。

 

以下ネタバレ含む

 最初は庵野秀明の自伝的映画なのかなと言う感じでとてもじんわり染み入るところがあってもとてもよかった。色々あって落ち込んだけどみんなが優しく声をかけてくれたから立ち直れました。みたいな。

 ファーストロットがLCLになったあたりからつまらない。自分語りパートとエヴァンゲリオンパートが折り重なってきて、「今、エヴァンゲリオンがいいところなんだから自分語りはやめろ!」みたいになる。

 スタジオからカヲルとかを送りだすシーンがめちゃめちゃ寒い。シンジとゲンドウの記憶にスタジオがあるはずもないので庵野秀明がキャラにずっと完結させなくてごめんねっていう映像だとおもうんだけどなんで観客にそんなの見せるのか理解できなかった。映画に無関係な映像入れないでほしかった。

 戦闘シーンは本当にひどい。最初のエッフェル塔はとてもよかったけどそこだけ。アニメではなくて特撮のようだった。特にエヴァンゲリオンのチャンバラがひどかった。あんまりひどいし、途中から左右対称に動いてんじゃんダッサと思ったら、トレースしているのだ!一対なのだ!とか言ってて嘘こけと思った。

シン弐号機と8号機の出撃も、スラッとしたロボットが板に乗って出撃。これカットバックドロップターンするわ、と思ったらカットバックドロップターンしなかった。かなりがっかりした。

いいところもあって、パリで何してるかがすごくわかりやすかった。誰も作戦概要とか喋ってないのに、あの棒みたいのを投下してユーロネルフに物理的に接続してあとはみんなでアタック仕掛けてるんだなとわかって、すげーと思った。ところでなんでユーロなのかなあと思ってみてたら、弐号機のパーツがどうとか言っていて、ああこの人たちは弐号機の予備品の保管庫を強襲してんだな。なるほどなあと、とてもわかりやすくてよかった。

途中に色んなものが出てくるのにSF的な引っかかりというか「ん?なにそれ?どういう理屈?」みたいなところがなくてよかった。小難し過ぎてなるほどわからんという感じもあったけど引っかからないのは見やすくて良い。

長髪の綾波がとってもかわいい。第一声が「碇くんがエヴァに乗らないで済むようにしたかった」もとってもかわいい。なんかこう、スピンオフで百年後LCLからぽちゃんと実体化して、シンジそっくりの子孫にであって、碇くんをぽかぽかにしたいとかってぴたテンみたいな物語を始めてほしい。

そんな映画。

 

 

太陽を盗んだ男

面白かった。
普通の中学教師の城戸誠がプルトニウムを盗み出し、自宅に作った核施設でプルトニウム爆弾を作り上げ、その爆弾で国家を脅迫し、プロ野球中継を最後までみせろと要求する。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのアナザーエンドみたいだなと思った。
前半が強烈に退屈なんだけど途中からハチャメチャに展開していく。
なんだか出来事の細部の理屈は破綻寸前にめちゃめちゃめちゃなんだけど迫力で押し切られてしまう。
特に爆弾を作るくだりがだいぶファンタジーで、なんであんなに長い時間見せるのかわかんなかったな。
最終的にヒューマンドラマにならずにドンパチ、爆発、バイオレンスで日本映画ってこうだよなと言う感じだった。

B6のセットの話

またもやメモ帳からいくつか感想を拾ってまとめた。まだまだあった。ノートに思ったことを書くのは楽しい。

何もなかったような日でもいろいろ考えていて、書くことはたくさんある。

紙のノートが一番好きだ。思ったことをメモするだけでB6の100ページのノートなら2週間くらいで書ききってしまう。紙だとテキストのブロックを配置して矢印で結んだり、言葉にするのが難しいところはイラストにできる。

テキストメモのアプリもつかう。メモをするときに考えていることを全部言葉になおさないといけないから、紙に書いたときよりも情報が劣化してしまうけど、あとで読み返したときにどういうことが書きたかったのか理解しやすい。

紙とかウェブサービスとかいろんな違うメディアに書き出すのがおもしろい。

いまはまずコピー用紙に思ったまま書いてノートに清書するのが好き。

サインペンで書くのが好きだけど裏写りが気になるので主にシャープペンシルをつかう。

油性のポールペンも油性が好きだけど手でインクを引っ張ってしまうことがあって嫌な気持ちになる。水性ボールペンは油性ボールペンよりなめらかで濃くて好きだけど油性ボールペンより乾きにくいからやっぱりシャーペン。

普段はB6のノートとタブレットを持ち歩いている。

8インチのタブレットに手帳タイプのカバーを付けるとカバーを付けたB6ノートとほとんど同じサイズになってカバンに入れる時気分がいい。

財布と小銭入れも、並べたときにB6サイズになるようなお財布をえらんでいる。

鞄もB6サイズがギリギリ収まる大きさにするとビッター!と収まって荷物が揺れなくてとても気持ちいい。

 

花板 虹子

2020/4/15

料理長 虹子が料理勝負や経営難に料理で立ち向かう話。
 料理漫画でかつ荒唐無稽ではない現実的なストーリーで絵柄からも青年誌のような雰囲気の作品だが、読んでみると少年漫画のようだった。
 次々に悪いやつや困難が襲いかかるも主人公が苦戦しながらも乗り越えていく。しかも強力なライバルたちは主人公の人柄に惹かれて次々と仲間になっていく実に王道的で素晴らしい漫画。
 なんと言っても全体の調和がいい。すごく憎々しい悪役も困難としての役目を終えるとなんとなく許せるような話の作りになっていたり、主人公も作中ではトップクラスの実力を持ちながらも決してただの無双漫画にはならない、更には料理漫画にありがちな安直なフフフこんなことも知らなかったんですねと言うような知識落ちにも頼らないすごく良く出来た漫画だった。作者のバランス感覚がとても優れているのがよくわかる。
 こんな良い漫画がいわゆる有名漫画やおすすめされる漫画には上がらないのだろう。なんというか、もしかすると、あまりの秀作ぶりにいまいち素晴らしさが光らないのではないかとも思った。あまりにソツがないからグッと来ないというか。質実剛健そのものでキャッチャーさがないのかもしれない。僕はこういう実直な漫画が好き。
 強いて悪いところを上げるとすれば終盤にある。月光楼という最後の宿敵となるライバル店があるのだか、ここがあまりにえげつない。今までの悪役は曲がりなりにも合法であって仕方なさがあったり、まぁまぁ虹子がええならええわというくらいの気持ちで許せるようなやり口だったが、この月光楼は違う恐喝窃盗傷害家宅侵入美人局に賄賂や威力業務妨害と無茶苦茶やる。非合法組織もいいところ。もはや料理漫画ではなくヤクザ漫画なのだがあくまで料理勝負で打ち負かす。とはいえこの料亭の主人は他の悪役たちとは違い虹子に感服するも直接の謝罪は叶わず亡くなる。読者的にはある程度の溜飲も下がる終わりになる。そういうところにもバランス感覚を感じる。