ゆっくりwindowsした結果がこれだよ!!

今日、バイト先でデスクワーク中に、「右クリックで保存してから、それを右クリックでワードでひらくと....」「あ!ほんとだみえた!」「でしょ?ちょっと形は崩れてるけど。」などと声が聞こえた。
どうやら文字コードが原因で見れないwebページをいったんローカルに保存してから、microsoftWordで開き直して閲覧していたようだった。
当然、僕みたいなバイトの木っ端のでる幕じゃないから黙っていたが、これはひどいなとおもった。
原因が文字コードだと分かればすぐにでも、text Encoding とかの項目から文字コードを選べば、そんな間怠っこい事をせずともかんたんにできるのに。
Windowsのおかげで、適当にクリックするだけでパソコンが使えるせいだとおもってしまった。
ゆっくりwindowsした結果がこれだよ!!といってやりたい気分だった。
べつに、クリック一つでお買い物!とかそういうのがわるいといってるわけじゃないし、Windows最悪!今すぐMacを使おうとかいうんじゃなくて、
もっと、どうしてパソコンが何でもやってくれるのかな? とか考えるチャンスをもっと得られるようにしないといけないとおもったわけ。
教習所で教習する時だって、アクセルで進みます、ブレーキで止まります、簡単ですね?これで講習を終わります。それでは学科試験がんばってください。
なんていわなくて、ブレーキはタイヤの回転を止めてしまう操作です。なので、こういうときにはタイヤがロックしてしまい、重大な事故につながります。
とか、坂道での発進は...とか、なんだかんだ折りにふれて車の構造とか機構にまで話しを及ばせて、だから問題が起きます。って事をねちねちおしえてくれるんだから、パソコンでも同じ事をする必要があるよな、とおもったんですよ。
僕の友達なんかは、パソコンを起動してからは、ジョイスティックのみを操作して、適当にwebブラウジングなどをし、いっさいキーボードに触れずにシャットダウンするのだという。
そんな事が可能なのかと訪ねた所、必要になるだろうtab等の必要最低限はジョイスティックのボタンにremapしてあるのだといっていた。
要するに、インフラに乗っ取った受動的利用をするぶんにはいっさい困らないという話しだった。
一も二もなく、パソコンは人がつくった動画をみて、人が作ったゲームをして、人がかいたブログを見るためだけの機械であって、一見して積極的に活動しているようではあるが、全く受動的な目的にしか用いられない。
なにしろ、彼のパソコンはwebブラウザばかりが起動されてスクラップになってしまうのだと思う。
はっきりいって、ゆっくりwindowsした結果がこれだよ!!としか言いようがが無い。
ワンクリックで簡単操作は、ユーザーから主体性すらも奪ってしまうのだとおもう。
はっきり言って、キーボードに一度も触れずにパソコンを扱うなんて僕には出来ない。
情報の分野の一年は他の分野の八年に相当するなんてことが言われるが、彼と僕のたった二十年の人生で、たった数年、たった数ヶ月しか違わない"パソコン歴"は何十年分もの差をもって、僕と彼の小さなデジタルデバイドを見せつけているのだと思う。